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「植物由来」製品が環境を破壊する?

 

世界には、ほとんど誰も知らず、事実上誰も取り組んでいない大規模な環境問題があるのをご存知ですか。その問題とは〔海・川・湖などの〕富栄養化です。

 

富栄養化とは、水質汚染や農業の影響により水域で藻類が過剰に増殖し、その結果有害な藻類が大量発生して水域が有毒化し、植物や海洋生物が死滅することです。農業は、土地の撹乱や肥料、除草剤、農薬の流出により、富栄養化やその他の気候変動問題に大きく関与しています。

世界的な農業の拡大は森林破壊を引き起こし、生物多様性と炭素隔離に影響を与えています。森林破壊により、毎年何千平方マイルもの森林が失われていると推定されています。

食糧生産は私たちにとって必要不可欠ですが、持続可能、あるいは地球に優しいバイオマテリアルとよばれるものを生産するために、このような方法を用いるべきなのでしょうか?

 

 

 

魚の大量死、酸欠海域、植物の破壊、水域の毒性。

これらの問題に対処するのに役立つビジネスモデルがあります。藻から生まれたバイオマテリアル『BLOOM®』です。このモデルでは、異常繁殖した藻を除去することで環境修復を経済的に促進し、その後、その藻から再生可能で修復可能なバイオポリマーを作り出します。藻は自然に成長し、現在過剰に存在しています。過剰な藻の分解を防ぐことで、きれいな水を環境に戻し、温室効果ガスの排出を削減することができるのです。

 

 

私達の生活において、プラスチックの使用は避けられません。

しかし、石油の使用を減らし、藻類バイオマスの使用を増やすことで、環境への影響や負荷が少ないプラスチックは、持続可能な材料を通じて地球の回復と保護に役立ちます。

一般的に使用されているプラスチックの年間消費量のわずか10%を『藻』に置き換えるだけで、20億キログラム以上の二酸化炭素を回収し、約1兆リットルの綺麗な水を環境に還元することができます。

 

地上にあるバイオマテリアルは、持続可能なソリューションのように見えるかもしれませんが、気候変動に大きく関わっています。BLOOM®を使用することは、地上のバイオマテリアル生産の悪影響を軽減できる、実証済みの代替手段であり、将来にむけて再生可能、修復可能、リサイクル可能なソリューションを提供します。

 

藻から生まれたBLOOM®については、こちらをご覧ください。